エコマップウルトラ遂に登場!!
先日のTOP50七色会場で見ることが出来たエコマップウルトラ。
遂に山中湖センターフィールドさんにも届いたので少しだけ使わせて貰いました!(お店での展示期間は一旦終了)
写真右がエコマップウルトラ102SVで左はGPSMAP8412xsv。
最高機種と並べても見劣りしませんね!カッコイイ!!
エコマップウルトラの詳細については以前ブログにて紹介させてもらいましたが、特に写真無しの紹介だったので補足の意味も含めて写真付きで紹介していこうと思います。
※今回の記事僕にしては長いです。お覚悟を(笑)
以前の記事はこちら↓↓↓
「エコマップウルトラ102SV/122SVが発表されました!!」
https://sassa-kazuma.com/index.php?uid=675
また、佐々チューブの方で動画でエコマッププラスと比較しながらエコマップウルトラを説明しています。
良かったらそちらも合わせてどうぞ↓↓↓
動画内はすでに紹介していますがエコマップシリーズが凄いことになっていますね...
エコマップウルトラ発表当時は情報として出ていませんでした。
この衝撃も含めてエコマッププラスと比較しながら紹介していきたいと思います。
・ディスプレイ
まずはディスプレイから紹介します。9インチまでのモデル展開だったエコマッププラスに対し、エコマップウルトラは10インチ&12インチの2モデル。
そして、これはただ大きくなったというだけではなく解像度が上がっています。
エコマッププラスは400×800ピクセルだったのに対し、エコマップウルトラは1280×800ピクセル。
実はこれGPSMAP7410xsv、GPSMAP7412xsvと同じ解像度なんですね!
ただ大画面が使えるようになったわけではなくキレイな映像で見ることが出来るんですね。
・microSDカードスロット
続いてmicroSDカードスロット。
エコマッププラスがmicroSDカードスロットが1つなのに対して、
エコマップウルトラはmicroSDカードスロットが2つになっていますね。
では続いてディスプレイ裏面にいきます。
こうやって並べて見ると接続できるコネクターの数が増えているのが分かりますね。
・電源(赤)
まずは赤いコネクターですが、これは電源です。
エコマッププラスもエコマップウルトラも4pinで共通でした。
・NMEA2000(緑)
続いてNMEA2000ですが、これについても変化はないようです。
用途としてはヘディングセンサーや外部アンテナを使用する時に使います。
ヘディングセンサーは船がどちらの方向を向いているかマップ上で知らせてくれる機能です。
マップ上には船首方位(ヘディング)と進行方向の2つの方向を線で表示する事ができますが、前者の情報元がヘディングセンサーです。
後者は進行方向を示すので走行中は2つの線は同じ方向を向きます。
ただ、ポイントで止まった瞬間から進行方向イコール船首方位ではなくなります。流されている方向だったりします。
これではマップ上でどちらを向いているか分からず、ウェイポイントがボートのどちらにあるのか分からないので船首の向きが分かるヘディングセンサーが大事なんですね。
外部アンテナはGPS精度を上げたい時に使用します。
ちなみにエコマッププラスもエコマップウルトラも内蔵アンテナが入っていますが、エコマッププラスは5Hz、エコマップウルトラは10Hzになってます。
どういう事かというと、5Hzは1秒間に5回更新。10Hzは1秒間に10回更新なのでエコマップウルトラの方が精度は高いでしょう。
ちなみにGPSMAPシリーズも10hzです。
・12pin振動子(オレンジ)
GT52HW-TM振動子を代表する振動子が使えるコネクターをエコマップウルトラも標準装備。
ただ一つ変化点はGT54UHD-TM振動子が使用可能な事。
GT54UHD-TM振動子については以前にこちらで紹介しているので詳しくはこちらからどうぞ↓↓↓
「GT54UHD-TM振動子!!」
https://sassa-kazuma.com/index.php?uid=679
簡単に言うとUHD(高詳細サイドビュー&クリアビュー)と455kHzのサイドビュー、通常ソナーが使えるオールインワン振動子。
そして、UHDには必要だったブラックボックスも不要になっていますね。
河口湖でエコマップウルトラ×GT54UHDで映してきたものを載せます。
沈船だけでなくハードボトムもキレイに映しています。
溶岩帯をキレイに映しています。途中中層に写っているのはベイト。
通常のソナー(140~240kHz)も使えるオールインワン振動子。
ビーム幅から周波数を選択できるのはありがたいところ。
ちなみにGPSMAPシリーズはこんな優しい表示の仕方をしてくれません(笑)
・マリンネットワークポート(青)
エコマッププラスでは1つだったマリンネットワークポートですが、エコマップウルトラでは2つになっていますね。
これはめちゃくちゃ凄い事で、1つしかない事が色んな事を制限している理由の1つでした。
マリンネットワークポートは用途の1つは名前の通りネットワークを組む時に使うのですが、もう1つはPanoptixを使う時に使用するんです。
Panoptixとは3Dソナーとか言われているんですが、代表的なのがライブスコープ。
もちろんエコマップウルトラもライブスコープ使えます。
今まではネットワークも組みたいけどライブスコープも使いたい...
そんな時にどちらかを選ぶしかなかったんです。
そして、1台としかネットワークを組めなかった。
正確にはブラックボックス(ライブスコープのブラックボックスとは別物)を介して足りない分のネットワークを補う事で可能ではありましたが、バスボートでのネットワークならまだしもレンタルボートには不向きだったんです。
でもエコマップウルトラはマリンネットワークポートが2つ。
2つある事でこれが自由に出来る。
ネットワークをどんどん増やすことが出来るようになったんですね。
そして、もう一つの衝撃。
エコマップシリーズは今までネットワークできる機能に制限がありました。
振動子の情報とウェイポイントこの2つのみの共有が出来ていましたが、エコマップウルトラはQuickdrawContours(等深線作図機能)とマップの情報も共有出来るようになりました。
そしてそしてさらに!!
エコマッププラスも今回のバージョンアップ(Ver.8.30)からそれが出来るようになりました!!
なので、エコマップウルトラとエコマッププラスでこれらの情報が相互互換できます。
この辺りはGPSMAPシリーズの揺るがぬ強みの1つでしたが、まさかエコマップシリーズでも可能になるとはかなりの衝撃でした。
・ライトライブスコープ(黄色)
ブラックボックス不要のライトライブスコープ。
ライトライブスコープについても以前紹介しているので詳しくはこちらからどうぞ↓↓↓
「ガーミンライブスコープ(LVS12)映り方!!」
https://sassa-kazuma.com/index.php?uid=670
マリンネットワークポートの説明の中でライブスコープを代表するPanoptix機能はマリンネットワークポートが必要と説明しましたが、このライトライブスコープは別。
専用のコネクターになっていますね。
ブラックボックス不要なのでレンタルボートユーザーの方にはエコマップウルトラ×ライトライブスコープの組み合わせはめちゃくちゃオススメです!
ライブスコープに比べると照射範囲は狭くなりますが、余程深い場所でない限りライトライブスコープでもしっかりとらえます。
ちなみに対象は沈船。沈船の左に魚も出てきてますね。
下方でも沈船を映してみました。
やっぱりリアルです!ライブです!!
分割の表示ももちろん可能です。
・マウント
これも嬉しいところなのですが、マウントの進化。
好評だったエコマッププラスのクイックリリースマウント。
コネクターを繋いだままディスプレイを取り外すことが出来るので準備も片付けも簡単ワンタッチ。
GPSMAPシリーズはコネクターを全部外さないとディスプレイが片付けられないので、実は1番羨ましい所かもしれません。
そんなクイックリリースマウントが進化しました。
クイックリリースマウントにしっかりとしたロック機能がついてクイックリリースクレイドル付きチルトマウントになりました。
簡単な取り外しが出来るのにしっかり固定。
ボートにつけている時はこんな感じで、接続部分はしっかりカバーできます。
面倒くさがりな方にもオススメです。
・価格
エコマップウルトラ102SV(本体)
参考小売価格¥270,000
エコマップウルトラ122SV
参考小売価格¥309,000
出荷開始は6月頃を予定とのことです。
という事でエコマップウルトラを紹介させてもらいました。
システムを組むのに難のあったエコマップシリーズでしたが、その点がかなり解消されました。
レンタルボートユーザーの方だけでなくシステムを組むことが前提のバスボートユーザーの方にもオススメな機種になっています。
最後まで読んでいただきありがとうございますm(_ _)m
カテゴリー GARMIN